
歴代アニメOPテーマソング名曲6選
アニメのオープニングテーマソングは、アニメ作品自体と同じくらい重要なものですよね。テーマソングがあることで、作品のトーンが設定され、雰囲気が伝わり、視聴者は作中で何を見ることになるのか大体予測できるものです。
ここでは、歴代の名作アニメのオープニングテーマを紹介します。いくつかのアニメシリーズには複数のオープニング曲がありますが、ここでは1シリーズにつき1曲のみを紹介します。
Linked Horizonの『紅蓮の弓矢』 – 進撃の巨人
背筋がゾッとするようなオープニングテーマ、進撃の巨人の『紅蓮の弓矢』が見事トップに輝きました。
エレンは、この物語の中で、自分が生きるべき新しい人生を受け入れなければなりません。巨人が人類を滅ぼすこと、家族が失われること、そして自分が巨人であることを発見すること。
『進撃の巨人』のオープニングソングは、あらゆる点で印象深い曲に仕上がっています。『進撃の巨人』の第1シーズン13話は、『紅蓮の弓矢』で始まります。
TKの『Unravel』 – 東京喰種
東京喰種の『Unravel』は、圧倒的なボーカルパフォーマンスによりランクイン。オープニングテーマを作曲したのは、バンド「凛として時雨」のボーカル&ギターのTKです。このバンドはサイコパスな雰囲気の曲で知られていますが、TKはソロでも何度かオープニングソングを披露しています。
この曲に登場する金木研は、自分が何者であるかを探ろうとしているキャラクター。この曲が自分にとっての分岐点となることで、彼は最終的に自分自身と向き合うことになります。
ちなみにこの曲は、アニメ第2話から第11話まではオープニングテーマ、第1話と第12話はエンディングテーマとして全話に登場します。
高橋洋子の『残酷な天使のテーゼ』- 新世紀エヴァンゲリオン
『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲『残酷な天使のテーゼ』は、カラオケで盛り上がること間違いなしの名曲ですね。
この曲のテーマでは、「もっと多くのことができたはずの人生」が語られています。息苦しいほどの不幸と辛い記憶に満ちた人生が、「天に昇る」ことで神話になるかもしれないのです。
アニメシリーズのオープニング映像には、アスカ、レイ、シンジが登場するほか、シリーズを通してのいくつかの戦いが描かれています。
ナイトメアの『THE WORLD』 – デスノート
デスノートの2つのオープニングテーマは、どちらがよりアニメのテーマに合っているかということで意見が分かれます。今回は、異なるスタイルとサウンドを持つ『THE WORLD』が選ばれました。
映画『デスノート』では、悪と闇に支配された世界が描かれています。オープニングソングでは、自分が正しいことをしていると信じているにもかかわらず、月が築きつつある新しい世界を暗示しています。その後、曲は月の内面を表現するようになり、なぜ他人が自分をひどいと思うのかを考えていきます。
ジェイソン・ペイジの『ポケモンのテーマ』- ポケモン
あのポケモンのテーマソングは、世界中の子どもたちが歌っている、最も有名なアニメオープニングソングと言っても過言ではありませんね。
この曲は、サトシがポケモンマスターになることを目指す物語。サトシは敵を倒し、新たな仲間を作り、すべてのポケモンを捕獲していきます。曲中では、それがサトシの運命なのだと歌われています。同テーマソングは、全80話の第1シーズンの単独オープニング曲です。
SEATBELTSの『Tank!』-カウボーイビバップ
カウボーイビバップのオープニングテーマ「Tank!」は、歌詞を必要としません。この10年間で最も優れたアニメの一つが、最も優れたオープニングソングを収録しているのは当然のことだといえるでしょう。
このジャジーな曲は、『カウボーイビバップ』のミステリー的なコンセプトを強調するものであり、サウンドトラックに合わせてエピソードがリズミカルに編集されているのも、このアニメの特徴となっています。
アニメのオリジナルソング4曲を一挙ご紹介!
アニメの挿入曲は、アニメ番組自体をさらに人気にさせる可能性を秘めていますが、と同時に、アニメのイメージを台無しにする可能性もあります(少なくともウケが悪ければ)。
よく制作され、よく書かれた曲というだけでは駄目なのです。単にOSTを聴くだけであっても、適切なタイミングで収録されていて、アニメのテーマを連想させるような曲でなければいけません。
優れたアニメソングは、アニメのストーリーを拡張し、世界観とのつながりを感じさせ、目立つものでなければなりません。以下では、こうしたすべての点において優れたアニメソングを4曲ご紹介します!
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残響のテロル
渡辺信一郎監督は、『残響のテロル』のプロットは、シガー・ロス(アイスランドのポストロックバンド)にインスパイアされたものであり、スタッフは曲を録音するために、わざわざアイスランドにまで足を運んだとか。
6年前に初めてコンサートを見たとき、私はその事実を知りませんでした。しかし、エピソードの話でアイスランドが出てくる前から、曲が醸し出す雰囲気や響きの寒々しさ、思慮深さには感心していました。
菅野よう子氏は、自身のキャリアの中で、たくさんの素晴らしいアニメソングを作ってきました。しかし、この作品は彼女のこれまでの最高傑作だと私は感じています。
アイスランドの要素がこのサウンドトラックの遺伝子の中に組み込まれているのかもしれません。全部がそうだとは思いませんが、多くの作品にアイスランド語のタイトルがついていますし、アイスランド語の声が収録されているものもあります。アイスランド語のタイトルや声がない曲にも、それぞれアイスランド的な雰囲気が聴きとれます。
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聲の形
映画『聲の形』のオリジナル・サウンドトラックは、当サイトで紹介している他のサウンドトラックとは若干異なります。特にキャッチーな曲があるわけでもなく、ほとんどのインストゥルメンタル曲は、心を揺さぶる弦楽器、叙情的なピアノ、空想的な木管楽器や金管楽器、美しいコーラスといった典型的なクラシック曲ではありません。
ただし、この2時間で構成される2枚組トラックは、耳の聞こえない子供と悔い改めたいじめっ子の波乱万丈の人生を、うまく音楽で表現した唯一の作品です。
穏やかで生々しい音色で、時には不安になるかもしれませんが、それらはすべて、登場人物のもろさや孤独、そして社会環境をどう見てどう感じるかを、観客に向けて訴えているのです。
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新世紀エヴァンゲリオン
アニメを見たことがある方なら、この音楽がどれほど壮大で、クレイジーで、サスペンスフルであるかをよくご存じでしょう。特に、アクションが熱を帯びてきて、状況が終末的になってきたときには…。
このソングは、1970年代から音楽業界で活躍してきた鷺巣詩郎氏が生み出した傑作です(実際、彼はほぼすべてのヱヴァンゲリヲン挿入歌のメイン作曲者)。シンフォニックな音楽で埋め尽くされた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のサウンドトラックを聴けば、鷺巣氏の素晴らしい才能をすぐ実感できるでしょう。
また、『残酷な天使のテーゼ』『Fly Me to the Moon』『Komm, Susser Tod』などが収録されている初代NGEのサウンドトラックも、一息つきたいときにぜひ聴いてみてください。
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カウボーイビバップ
最も有名なオリジナルアニメソングで、単に「Cowboy Bebop」と題されています。
同サウンドトラックには、ジャズ・ブルースの雰囲気を最もよく表している名作『Tank!』や、雨の日のブラックコーヒーにぴったりの短い楽曲『Cosmos』も収録されています。
そして、同サウンドトラックには「No Disc」「Blue」「Future Blues」の3種類が用意されており、スウィング、ヘビーメタル、ラウンジ、アラブ音楽など、よりバラエティに富んだサウンドになっています。
今、アメリカで注目を集める日本の音楽
ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグは、数週間前にNPRと会見し、バンドの次のアルバムから、優美な『ethereal』を含む2つの新曲を発表しました。ジェニー・ルイスが参加したほか、日本国内で有名なエレクトロ・ポップのクリエイターである細野晴臣氏の意外なサンプル曲も収録されていました。
細野氏は、伝説的なイエロー・マジック・オーケストラと半世紀にわたる画期的なソロ・レコーディングのおかげで、欧米ではようやくその名が知られるようになりました。
ただし1970年代初頭では、細野氏はヴァン・ダイク・パークスやリトル・フィートのローウェル・ジョージをプロデューサーに迎え、最初のバンド「ハッピーエンド」を結成しましたが、彼の音楽の多くは海外では受け入れられませんでした。
昨年末、「Light in the Attic」レーベルは復刻版シリーズをリリースし、マック・デマルコが初期のヒット曲「Honey Moon」をカバーしました(彼はまた、J.ディラやアフリカ・バンバータにも何年にもわたってサンプリングされています)。
ところが、ケーニッヒ氏が注目したのは、なんと細野氏の作品でした。「1980年代に、日本の「無印良品」の店舗のためにこの楽曲を制作しました。この曲は、来店するお客様のショッピング体験を促す雰囲気づくりのため、セッティング曲として作りました。」とコメント。
音楽業界やYMOが言うところのBGM、つまり背景に流す音楽です。欧米ではBGMというと、退屈なムザークや淡々としたエレベーター・ミュージックを思い浮かべますが、日本のアンビエント・ミュージックには、もっと面白い背景があります。
Light in the Atticから発売された『Kankyo Ongaku: Japanese Environmental, Ambient, and New Age Music 1980-1990』は、その音楽には穏やかな表面と優しい音色以外にも、ダダイズム、フルクサス、フランスのニューウェーブ、神道、さらには企業の大盤振る舞いやハイパーキャピタリズムなどのルーツが絡み合っていることを明らかにしていており、トーンセットの音楽に関して、大掛かりな研究をした内容となっています。では一体、日本の環境音楽のサウンドは、どのようにして西洋で人気を得たのでしょうか?
Animal Collectiveのサンプリングであるザンフィル、Iasosやララージのようなオリジナルのパイオニアのルネッサンス、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーやケイトリン・オーレリア・スミスのような21世紀の魔法使い的存在、Light in the Atticのリハビリセット「I Am the Center」など、好みは人それぞれかと思いますが、『Private Issue』をはじめ、ニューエイジ・ミュージックが10年近く前からクールな界隈で広まっています。
1950年〜1990年に台頭したアメリカのニューエイジ・ミュージック。もしかしたら、授業の後に、ハタヨガのプレイリストが頭の中で流れていたという方もいるのではないでしょうか?しかし、1980年代の日本の音楽シーンで起こっていたことのほとんどは、西洋人、もっと言えば西洋のヒップスターにとっては別世界でした。
ポートランド在住のアーティスト、スペンサー・ドーラン氏は、2010年7月に『Fairlights, Mallets, and Bamboo』というミックスを、音楽に強い関心を持つサイト「Root Strata」に公開しました。このミックスが好評だったため、その後、日本の環境音楽をテーマにした書籍『Music Interiors』が出版され、表紙には日本の著名な建築家である槇文彦氏の個人的なリビングルームの画像が掲載されました。
『Music Interiors』は、バブル期に環境音楽が企業とどのように結びついていたかを調べるために入念に企画されたものだと、ドーラン氏はメールで教えてくれました。
「ハイパー資本主義の下で、ライフスタイルをコントロールするためのツールとして、この時代の社会経済的状況は、音楽を金銭的に支えるだけでなく、その必要性を示していました。」とコメント。
またドーラン氏は、同ミックス曲を『Kankyo Ongaku』のモデルとしており、選曲はともかく、ミュージシャンの面では初期のミックスに似通っています。ちなみにジャケットカバーには、槇氏が設計した岩崎美術館の写真が使われています。
日本の音楽の歴史
日本のクラシック音楽
日本で生まれた民族音楽は、古くから中国の音楽に影響を受けており、1000年以上前に中国から伝わったスタイルもあります。日本の著名な楽器の多くは、中国で生まれ、国内の需要に合わせて改良されたものです。
日本の伝統音楽
日本の伝統音楽は、一般的には日本古来の伝統的な音楽のことを指します。日本の伝統音楽といえば、古くは「声明」や「雅楽」などが挙げられます。
声明は、仏教の儀式の際に僧侶たちが演奏する音楽で、厳密には「声」と「知識」を意味します。
雅楽は、日本最古の音楽作品であり、器楽である「伎楽」とボーカルミュージックである「声楽」の2つのスタイルの踊りや歌で構成されています。
音楽は、さまざまな演劇のジャンルで重要な役割を果たしています。代表的なものとしては、「歌舞伎」と「能」があります。歌舞伎は、豪華な化粧と高度に様式化された踊りと歌(主に男性キャストによって演じられる)で知られています。
能は14世紀から上演されている伝統的な音楽劇です。能は多くの場合、古代の文学的な物語に基づいており、超自然的な存在が人間の姿になったヒーローが物語を語るというもので、一般的には仮面をつけて演じられます。
能は「和製オペラ」とも呼ばれ、「謡曲」であるにもかかわらず、歌われるのは小さな音域に限られています。音と音の間には、多くの空白(間)が存在しており、実はこのマイナスの空白が曲の核となるとも言われています。
日本の器楽
日本の伝統音楽は、武道や茶道、書道などのアートと同様に、瞑想的な部分を持ち、非常に儀式的な形で演奏されます。打楽器、管楽器、弦楽器を通して、しばしば自然の音や生活の音が表現されるのです。
日本の伝統音楽では、ペースがまばらで、規則的な和音がないことが魅力的な特徴となっています。すべてのリズムは「間」を中心にしており、曲の中では、静寂が重要な役割を果たしているのです。
歴代アーティスト
日本の伝統音楽を演奏する多くの人気演奏家は、CDを制作したり、国際的に活動したりして、自分たちの音楽をより多くの人に紹介しています。どのアーティストを聴こうか迷っている方は、以下の人気演奏家3名をおすすめします。
吉田兄弟
初期のアルバムは10万枚以上の売り上げを記録し、その後、全米ツアーやロサンゼルスでのアルバム制作などを精力的に行い、世界的にも注目を集めています。彼らの曲は、任天堂Wiiのテレビ広告にも採用されました。彼らが奏でる三味線の音は、伝統的な音楽からジャズ、実験音楽、ロックンロール、ポップスへとそのスタイルを押し広げています。
ネーネーズ
沖縄の女性4人で構成されるネネス(沖縄語で「姉妹」の意)は、伝統的な沖縄民謡を伝統的な衣装と楽器で演奏し、音楽史を代表するグループとなっています。1990年代半ばには、坂本龍一プロデュースで、レコーディングやヨーロッパツアーを行ったことから、彼女たちの音楽は多くの人の知るところとなりました。
鼓童
鼓童は、第二次世界大戦後の和太鼓復興の中心となった精鋭の和太鼓集団で、日本とアメリカを定期的に巡回しています。また、三味線などの伝統的な和楽器の演奏や、伝統的なダンスやヴォーカルのパフォーマンスも行っています。