アニメのオリジナルソング4曲を一挙ご紹介!

アニメの挿入曲は、アニメ番組自体をさらに人気にさせる可能性を秘めていますが、と同時に、アニメのイメージを台無しにする可能性もあります(少なくともウケが悪ければ)。

よく制作され、よく書かれた曲というだけでは駄目なのです。単にOSTを聴くだけであっても、適切なタイミングで収録されていて、アニメのテーマを連想させるような曲でなければいけません。

優れたアニメソングは、アニメのストーリーを拡張し、世界観とのつながりを感じさせ、目立つものでなければなりません。以下では、こうしたすべての点において優れたアニメソングを4曲ご紹介します!

  1. 残響のテロル

渡辺信一郎監督は、『残響のテロル』のプロットは、シガー・ロス(アイスランドのポストロックバンド)にインスパイアされたものであり、スタッフは曲を録音するために、わざわざアイスランドにまで足を運んだとか。

6年前に初めてコンサートを見たとき、私はその事実を知りませんでした。しかし、エピソードの話でアイスランドが出てくる前から、曲が醸し出す雰囲気や響きの寒々しさ、思慮深さには感心していました。

菅野よう子氏は、自身のキャリアの中で、たくさんの素晴らしいアニメソングを作ってきました。しかし、この作品は彼女のこれまでの最高傑作だと私は感じています。

アイスランドの要素がこのサウンドトラックの遺伝子の中に組み込まれているのかもしれません。全部がそうだとは思いませんが、多くの作品にアイスランド語のタイトルがついていますし、アイスランド語の声が収録されているものもあります。アイスランド語のタイトルや声がない曲にも、それぞれアイスランド的な雰囲気が聴きとれます。

  1. 聲の形

映画『聲の形』のオリジナル・サウンドトラックは、当サイトで紹介している他のサウンドトラックとは若干異なります。特にキャッチーな曲があるわけでもなく、ほとんどのインストゥルメンタル曲は、心を揺さぶる弦楽器、叙情的なピアノ、空想的な木管楽器や金管楽器、美しいコーラスといった典型的なクラシック曲ではありません。

ただし、この2時間で構成される2枚組トラックは、耳の聞こえない子供と悔い改めたいじめっ子の波乱万丈の人生を、うまく音楽で表現した唯一の作品です。

穏やかで生々しい音色で、時には不安になるかもしれませんが、それらはすべて、登場人物のもろさや孤独、そして社会環境をどう見てどう感じるかを、観客に向けて訴えているのです。

  1. 新世紀エヴァンゲリオン

アニメを見たことがある方なら、この音楽がどれほど壮大で、クレイジーで、サスペンスフルであるかをよくご存じでしょう。特に、アクションが熱を帯びてきて、状況が終末的になってきたときには…。

このソングは、1970年代から音楽業界で活躍してきた鷺巣詩郎氏が生み出した傑作です(実際、彼はほぼすべてのヱヴァンゲリヲン挿入歌のメイン作曲者)。シンフォニックな音楽で埋め尽くされた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のサウンドトラックを聴けば、鷺巣氏の素晴らしい才能をすぐ実感できるでしょう。

また、『残酷な天使のテーゼ』『Fly Me to the Moon』『Komm, Susser Tod』などが収録されている初代NGEのサウンドトラックも、一息つきたいときにぜひ聴いてみてください。

  1. カウボーイビバップ

最も有名なオリジナルアニメソングで、単に「Cowboy Bebop」と題されています。

同サウンドトラックには、ジャズ・ブルースの雰囲気を最もよく表している名作『Tank!』や、雨の日のブラックコーヒーにぴったりの短い楽曲『Cosmos』も収録されています。

そして、同サウンドトラックには「No Disc」「Blue」「Future Blues」の3種類が用意されており、スウィング、ヘビーメタル、ラウンジ、アラブ音楽など、よりバラエティに富んだサウンドになっています。